ビヘイビア

2024.05.24

選考対策

はじめに

コンサルティングファームでの面接におけるビヘイビアインタビューは、候補者が過去にどのような行動を取ったかをヒアリングすることで、その人のスキル、経験、価値観等を評価する手法です。この面接スタイルは、「過去の行動は未来の行動の最良の予測因子である」という原則に基づいています。以下に、ビヘイビアインタビューの流れと具体的な事例を示します。

ビヘイビアインタビューの流れ

事前確認
面接官は候補者の履歴書や職務経歴書から重要なポイントを選び、具体的な行動を確認できる質問を準備します。

質問
面接官は過去の行動に関する複数の質問を行い、具体的な状況や課題に対して候補者がどのような行動を取り、どのような結果が得られたかを尋ねます。

候補者の回答
候補者は具体的な例を挙げ、実際に取った行動やなぜその行動を取ったかの理由、そしてその結果を説明します。

評価
面接官は回答をもとに、候補者の価値観、問題解決能力、リーダーシップ、チームワークなどを評価します。

具体的なビヘイビアインタビューの事例

事例 : プロジェクトのデッドライン達成に関する質問

≪質問≫

「過去にプロジェクトのデッドラインを守るために厳しい状況に直面した経験について教えてください。具体的な状況、あなたが取った行動、そしてその結果を詳しく説明してください。」

≪回答≫

「新しい製品の市場投入に向けて、チームリーダーとして3ヶ月の短期間でプロジェクトを完了させる責任を追っていました。しかし人的なリソースが限られていたため、計画通りに進まないリスクが高いと考えていました。そこでプロジェクトのスコープとリソースを再評価し、効率的なタスク割り当てとスケジュール調整を行いました。また、チーム内でのコミュニケーションを強化し、進捗を定期的にチェックして、問題があれば即座に対応しました。その結果、プロジェクトは期限内に成功裏に完了し、製品は計画通りに市場に投入されました。さらに、プロジェクトの成功により、会社の売上が前年比で15%増加しました。」

この事例のように、ビヘイビアインタビューでは過去の成功体験や対処法を具体的に語ることが求められます。

候補者は、自身の経験を明確に伝えることで、その能力とポテンシャルを面接官に示すことができます。

ビヘイビアインタビューを効果的に対策するためには、自身の経験を整理し、具体的な例を用いて自己のスキルと適性をアピールすることが重要です。以下に、具体的な対策方法を詳しく説明します。

ビヘイビアインタビュー対策方法

1. STARメソッドの理解

状況 (Situation): 過去に直面した具体的な状況や課題を説明します。

課題 (Task): その状況で解決する必要があった具体的な課題を明確にします。

行動 (Action): 課題に対して自分が取った行動を具体的に説明します。なぜその行動を選んだのか、どのようなプロセスで問題解決に取り組んだのかを詳述します。 結果 (Result): 行動の結果、どのような成果や影響があったかを具体的な数値や成果とともに示します。

2.エピソードの選定

自身の経歴を振り返り、リーダーシップ、チームワーク、問題解決、クライアント対応など、コンサルタントとして求められるスキルを示すエピソードを選んでおくことが重要です。事前にいくつかのエピソードを用意し、それぞれについて前述のSTARメソッド等を活用し整理しておきます。

3.成果の量的証明の準備

行動がもたらした具体的な成果を数字で示すことができれば、その成果のインパクトをより明確に伝えることができます。たとえば、コスト削減の割合、売上増加のパーセンテージ、顧客満足度の向上など、具体的な数値を用意しておくことが重要です。

4.レジリエンスと柔軟性を強調

コンサルティングの仕事では予測不能な課題や厳しい状況が発生することがあります。逆境を乗り越えた経験や、変化に対応するための柔軟な思考と行動の例を用意しておくと良いでしょう。

5.練習を重ねる

実際に専門のキャリアアドバイザー等に協力してもらい、模擬面接を行うことで回答の質を向上させます。フィードバックを受けて、不明瞭な点や伝え方が複雑な部分を改善します。

6.プロフェッショナルな態度と準備

面接当日は、自信を持って落ち着いた態度で臨むことが重要です。また、面接官に対する敬意を示し、適切なビジネスマナーを守ることも忘れないでください。

 

 これらの対策を通じて、ビヘイビアインタビューでの成功がより確実になります。事前準備と練習により、自信を持って自己の能力と適性をアピールすることができるでしょう。